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2010年07月29日

録画

 サトが予約しておいた高校野球の試合の雨天順延などで日程表通りには
いかなかった。私は、ビデオの予約のやり直しに当初は四苦八苦したが、
日を追うごとに何とか出来るようになってきた。その様子を、Kは物珍しげに
覗きこんでいた。

 「お前、そんな面倒くさいことがよくできるなあ。」
 「始めは大変だったけど、慣れれば何とかなっているみたい。」
 「俺には、そんなややこしいことは無理だな。それで、ちゃんと録れているか
  確かめてみたのか?」
 「うん。巻き戻して再生してみたら、ちゃんと録れていたから、安心したわ。
  これで、ドラマでも映画でもビデオに録れるわ。連続ドラマなんかも、見そび
  れたりしたら、録画して見ることが出来るし、楽しみね」
 「それじゃ、映画やなんかのビデオテープを借りて見れるなあ。」
 「そうねえ、何処かのレンタルビデオ屋さんで借りてきてもいいわね。それに、
  サトが帰ってきたら、高校野球のビデオを見るのに占拠されるかもしれない
  から、今のうちに、映画のビデオテープでも借りて来て見ようか?」

 結局、このことは、私が腰を上げなかったので実現しなかった。

posted by たかママ at 22:05 | Comment(0) | 日記
2010年07月28日

シーン

 グァムへの出発便は深夜の出発便だったので、早朝には無事到着したとの
サトとタエから電話が入った。
 声は元気そうだったが、タエは心なしか不安そうだった。 

 「タエ、大丈夫? 飛行機は揺れなかった?」
 「うん、少し揺れたけど、お兄ちゃんが一緒だったから、大丈夫だったよ。」
 「それは良かったね。空港ではすぐにお祖母ちゃんに会えたの?」
 「飛行機を降りて、手続きをして出るまでは、スチュワーデスのお姉さんが
  付いて行ってくれたし、お祖母ちゃんとグランパーが待っていたから、すぐに
  会えたよ。」
 「何か困った事があったら、お祖母ちゃんやお兄ちゃんに話すのよ。」
 「ウン、分かってる。ヒロおじちゃんもいるし、お母さん、心配しないで。」

 子供達の居ない家はシーンと静まり返って、狭い家がやけに広く感じられた。
昼間は二人とも仕事に追われ、気にすることも無かったが、夜になると話題は
自然に子供達のことになった。
 普段でも、家中で一番のお喋りはKである。もっぱら、私は聞き役にまわって
いた。いつも、子供達と “相変わらず、テンション高いねぇ”と顔を見合わせて
いた。この夏休み、子供達の居ない間、場を持たそうと尚一層、喋り続けるのは
明らかである。

posted by たかママ at 22:22 | Comment(0) | 日記
2010年07月27日

水入らず

 大阪、グァム間の飛行時間は約3時間。新幹線で東京へ行く所要時間と
ほぼ同じである。
 
 「たった3時間のフライトかあ。東京へ行くのとほとんど変わらないもんな。
  俺達が寄り道をしたり、渋滞に巻き込まれて遅くなったら、サト達の方が
  先にグァムに着いてしまうかもしれないよ。」
 「そうねえ。とにかく、早く帰って、二人のグァムの到着時間を母に連絡
  しなくちゃ。」

 家に着くと、すぐに母に電話をして、滞在中のことをくれぐれも頼んだ。
 「こっちに居る間は私に任せて、お前達は水入らずでゆっくりしたらいいさ。
  お前達の結婚以来、これまで、随分、いろいろと迷惑掛けたからね。
  今までの罪滅ぼしと言っては何だけど、こんな機会はめったに無いからね。
  せめて、この夏休み中だけでものんびりしたら良いよ。二人には宿題も
  ちゃんとやらせるから、何にも心配いらないよ。」

 私達夫婦に弟妹達を面倒を見させたことを、改めて礼を言われたことは
一度もなかったが、母は迷惑を掛けたと、心の内では気にしていたようだ。

posted by たかママ at 22:10 | Comment(0) | 日記
2010年07月25日

2人きり

 「お祖母ちゃんに、グァムに到着する時間を連絡しておくからね。ちゃんと、
  言う事を良く聞いて、日記や宿題も帰ってから困らないようにしておくのよ。」
 「分かっているよ。どうせ、僕等、英語が喋れる訳じゃないし、勝手に遊びに
  行ったりできないしさ。お祖母ちゃんやヒロおじちゃんの言うことを聞くしか
  ないよ。心配いらないよ。」
 「お父さんもお母さんも、私達が居ない間、静かになって、ちょっとゆっくり
  できるね。」
 「うん、ゆっくり出来るかもしれないけど、寂しいかもね。」

 航空会社の女性職員に付き添われ、二人は搭乗口へ向かった。
タエは少し不安げな様子で振り返りながら手を振っていた。サトは、照れて
いるのか、ポーカーフェイスで、面倒くさそうにパッと手を上げ、背を向けて
行ってしまった。
 出迎えの時と違い、飛行機が飛び立つまで、待っていて顔が見える訳では
ない。私達は、飛行機が飛び立つのを待たずに、帰ることにした。
  
 「何だか、気が抜けるわね。」
 「本当だな。いつも4人で居たからな。これから1ヶ月か、先が長いなあ。」

 結婚以来、2人きりで生活した事がないので、子供達の居ない夏休みをどう
過ごしたら良いのか、私達は戸惑っていた。

posted by たかママ at 22:18 | Comment(0) | 日記
2010年07月22日

出発

 機械音痴のKは、自分が触らなくて済むなら良いと、早速、ビデオデッキを
サトと一緒に買ってきた。サトはその日から出発までの間、ビデオの予約と、
私へ予約の仕方、再生の仕方など教えることに終始した。

 いよいよ、二人がグァムへ出発する時が来た。航空会社は保護者無しの渡航
の場合、出発手続きから搭乗まで職員が付き添ってくれるサービスがある。
予約の時、サトとタエにもそのサービスを利用することを勧めてくれた。家族も
安心して、子供達を飛行機に乗せることが出来るので、ほとんどの未成年者の
渡航者が利用するという。サトとタエもそのサービスをお願いすることにした。

 空港の受付カウンターで搭乗手続きをを済ませると、直ぐに担当の女性が
やって来た。彼女は二人に近づき、優しい笑顔を向けた。
 
 「飛行機に乗るまで、私がお世話しますから、心配ないから安心してね。」

不安げに見守る私達にも、言葉を掛けてきた。

 「ご両親も、私達職員が責任を持ってお世話させていただきます。グァム
  の空港でも係がお待ちして、お迎えの方にお渡しするまで、付き添います
  ので、どうかご安心下さい。」
 
posted by たかママ at 22:21 | Comment(0) | 日記
2010年07月21日

ビデオデッキ

 終了式の翌日から、タエは出発前に夏休みの宿題を終わらせようと、一日中
机に向かっていた。 サトはそんなタエを横目に焦る様子も無く、のん気なもの
だった。
 
 「お兄ちゃん、夏休みの宿題、やらなくてもいいん?」
 「ええねん、帰ってからでも間に合うから大丈夫やって。それに、グァムの
  お祖母ちゃんの所に持って行って、やるから、平気、平気。」
 「今、やっといた方が良いのに・・・。」

 サトは夏休みの宿題より、留守中の高校野球、夏の甲子園大会の方が気掛り
だったのである。父親に、以前、手に入り損なったビデオデッキをねだった。

 「お父さん、まだ、ビデオ買わへんの?」
 「ビデオデッキの事か? そうだなあ、あれ以来、買う機会もなかったなあ。」
 「僕達がグァムに行っている間、高校野球のビデオを録画したいし、デッキ
  買って欲しいな。」
 「買っても良いけど、録画の予約、お父さんでは無理だよ。」
 「大丈夫。出発する前に、僕が日程表を見て予約しておくから。」
 「でも、雨が降ったり、試合が延期になったらどうするんだよ。」
 「その時は、同時録画って言うのがあるから、お母さんに教えておくから
  平気だよ。」

posted by たかママ at 22:26 | Comment(0) | 日記
2010年07月20日

宿題

 ビザが取れたので、母の言う通り夏休みに入ると直ぐに、出発できるよう
予定を組み、航空会社に連絡した。夏休みとはいえ、海外に旅行する時は
学校に届け出が必要だった。届け出る為、タエの担任を尋ねた。

 「すごいですねえ。タエちゃん、グアムに行かはるんですか? ほとんど、
  夏休み中、ずっと行ってはるんですね。豪華ですねえ。私、まだ海外旅行
  したことが無いんですよ。羨ましいなあ。」
 「グアムと言っても、私の母親の所なんですよ。」
 「おばあちゃんがグアムに居てはるんですか? それだけでも凄いですよね。
  夏休みの宿題は持って行かはるんですか?」
 「ええ、持って行かせるつもりでいますが、多分、タエは日記以外は、出発前に
  終わらせてしまうと思いますよ。」
 「ええっ? 結構、ドリルとか、たくさん宿題を出してありますよ。無理ですよ。
  1週間くらいではでけへんと思いますよ。」
 「タエは夏休みは7月中に、絵日記や観察する物以外の宿題を終えてしまい、
  8月は目いっぱい遊ぶんです。ですから、今度も日記だけを持って、出掛け
  ると思います。」
 「そうなんですか? すごいですねえ。」
 「日記の天気の所は、グァムの天気になると思いますけど。」

posted by たかママ at 21:50 | Comment(0) | 日記
2010年07月18日

ビザ

 神戸までビザを取りに行くのは、個人では時間的に無理がある。旅行社を
経営している知人に、ビザの取得を頼むことにした。

 「個人で、子供だけのビザの発給申請はなかなか厳しいもんがあるんやわ。」
 「どうして? アメリカはビザは要らないんじゃなかった? この前、親子で
  グアムに行った時は、確か要らなかったわよ。」
 「アメリカはビザ無し渡航はOKなんやけど、子供だけの入国は歓迎されな
  いんよ。最近、アメリカに来た旅行者が子供を置き去りにした事件が起きた
  りしていてな。ますます、厳しくなってきたみたいやわ。」
 「親子で旅行に行って、子供だけ置いてきちゃうの?ずいぶんひどいわね。」
 「子供が居ない夫婦に養子を斡旋するもぐりの業者がいて、子供専門の人買
  いもあるそうやし、誘拐も横行しているそうや。日本人だけやないけど、
  中国や韓国とか東洋人は人気があるんやて。そういう事を承知で、子供を
  置き去りにする事例が後を絶たないって訳や。そんな事情もあって、子供
  だけの入国には厳しい制約があるんやわ。」

 勿論、規定の手数料を支払って、難しい事情はあるらしいが、知人の骨折り
で、サトとタエのビザは無事発給してもらうことが出来た。

posted by たかママ at 23:35 | Comment(0) | 日記
2010年07月15日

保護者

 何もねだった事のないタエが、手紙でグアムへ行きたいと言って来たのに、
母は気を良くしたらしい。
 
 「お前達も結婚して、これまで2人きりの生活はなかっただろうし、弟や
  妹達のことでも迷惑を掛けたからね。子供達の事は私に任せて、この
  夏休みは夫婦で少しゆっくりしたら良いよ。」

 父の死後と言うより、私達は新婚当時から弟妹と暮らしてきた。結婚と
同時に、母親の代わりに中学1年生の弟と中学3年生の妹の保護者になった
のである。その事を、母が少しでも気にしてくれていたのに、私達夫婦の
苦労が少しは報われたような気がした。

 早急に夏休みに入る前にパスポートの申請をしなければいけない。パスポート
は1週間ほどで取れた。航空会社へその旨、連絡をして、出発の予定を告げる
と、子供だけのグアムへの渡航にはアメリカのビザ(入国許可証)が必要だと
いう。

 「保護者の方が同行されない未成年者の入国許可はなかなか下りないん
  ですよ。神戸のアメリカ大使館でビザの発給を受けて頂きたいんです。」

posted by たかママ at 23:06 | Comment(0) | 日記
2010年07月14日

電話

 7月に入って、子供達が夏休みを楽しみにしていた頃、航空会社から1本の
電話が入った。
 
 「サト君とタエちゃんの、グアムまでの往復のオープン予約が取れていますが、
  何時出発なさいますか?」
 「はい? 予約って、どういうことでしょうか?」
 「予約はグアムのK様がなさっています。」

グアムの母が、子供達の名前で予約したらしい。早速、母へ連絡した。

 「どうしたの? 航空会社から子供達が何時出発するのかって、言って来た
  けど?」
 「ああ、その事? 少し前にタエちゃんから、グアムに遊びに来たいって手紙を
  貰ったんだよ。それで、ダディと相談して、夏休みにこっちへ呼ぼうという事に
  なったのよ。だから、早く、パスポートを取って二人を寄こしなさい。」
 「前もって、言ってくれれば良いのに、いきなり “いつ、出発するか?”って
  聞かれて、ビックリしたわよ。」
 「とにかく夏休みに入ったら、2人を直ぐ寄こしなさい。」

 少し前にタエがおばあちゃんに手紙を送るので、航空封筒の表書きを書いてと
頼まれたのを思い出した。

posted by たかママ at 22:03 | Comment(0) | 日記
2010年07月13日

一件落着

 翌日、学校から帰って来たタエが嬉しそうに言った。 
 
 「お母さん、お母さん、今日から“六甲降ろし”、歌わなくても良くなってん。
  もう、歌わないからって、いじめられることもないし、ほんま、良かった。」
 「あら、そう。良かったねえ。じゃあ、皆も給食の前に歌わなくなったの?」
 「うん、でも、何で急に今日から“六甲降ろし”歌うのを止めるって言わはったん
  かな?」
 「先生、歌うのを止める事にした訳は言わなかったの?」
 「何も。でも、歌いたくない人にも歌わせて、ごめんねっとも言っていた。」
 「そう、この前の聞こえの教室の時に、お母さんね、O先生に偶然会ったの。
  その時にタエが毎日、給食の前に“六甲降ろし” 歌わなければいけない
  ので、悲しいって 言っているって話したのよ。」
 「何や、お母さんが言ってくれはったんか。だから、歌うのを止めたんやな。
  U君も、もう、これからは意地悪されへんやろうって喜んではったよ。」
 「お母さんが、先生に言ったなんて、誰にも言ったらだめだよ。知られたら、
  またいじめられるかも知れないからね。」
 「ウン、分かった。誰にも言わへん。」

 この件に関しては、これで、一件落着した。
この年、阪神タイガースは、関西人待望の21年ぶりのリーグ優勝を見事に成し遂げた。

posted by たかママ at 22:51 | Comment(0) | 日記
2010年07月11日

多勢に無勢

 O先生も私の周りの人達と同じく、他人皆、阪神ファンを信じて疑わなかった。

 「先生、それは違うと思いますよ。現にタエは家に帰ってきて“何が悲しくて
  毎日、阪神の歌を歌わなければいけないの?”って言ったんですよ。」
 「ええっ? タエちゃんは阪神ファンやないんですか?」
 「タエだけではありませんよ。U君もジャイアンツのファンだそうですよ。
  他にもカープのファンの子もいるって聞きましたよ。皆、歌わなければ
  給食が食べられないので、いやいや歌っているらしいですよ。」
 「そうやったら、言ってくれはったら良かったのに・・・。」
 「多勢に無勢で、言えないと思いますよ。タエが歌わなかったので、男の子
  から、何で歌わへんのやって、責められたって言ってましたよ。それに、
  皆が楽しそうに歌っているのに、周りの雰囲気に逆らうほど、大人じゃない
  ですからね。」
 「そうやったんですか。私が阪神ファンなんです。今度は優勝しそうな勢い
  なので、舞い上がってしまったんです。皆もそうやと思い違いをしてたん
  ですね。タエちゃん達に、知らず知らずのうちに強制してたんですね。
  歌いたくない人は歌わなくてもいいよと、早速、明日から改める事にします。」

先生も例外なく、思い込みの激しい関西人らしいと思わせられた出来事だった。

posted by たかママ at 21:41 | Comment(0) | 日記
2010年07月07日

ジャイアンツファン

 タエの悩みは最もだと思った。私も以前、同じように友人から当前のように、
阪神ファンだ決め付けられていた節があった。特に、タイガースがジャイアンツ
に勝った日の翌日は大変だ。
 
 「な、な、な、昨日の掛布のホームラン見た? カッコ良かったなあ。」
 「あら、そう?」
 「何や、素っ気ないなあ。阪神が勝ったんやで、もうちょっと、喜びいな。
  これで、今度は優勝、絶対間違いないなあ。」
 「悪いけど、私、読売ジャイアンツのファンなの。阪神に負けたのに喜べるはず
  ないじゃない。」
 「ええっ? あんた、阪神嫌いなん?」
 「嫌いとは言ってないわよ。貴女が熱狂的な阪神のファンだと言うことは
  知っているわ。だからと言って、周りの人が全て阪神ファンとだとは限らない
  でしょう?」
 「そやけど、関西に住んではるんやから、阪神の応援してくれてもいいやん
  か。」
 「それを言うなら、私達は東京から引っ越してきたのよ。東京が本拠地の
  ジャイアンツファンでも可笑しくないでしょう? 現に、うちはずっと前から
  夫も子供達も新聞は読売、野球も読売ジャイアンツに決まっているのよ。」
 「新聞も?」
 「そう、新聞も。東京暮らしを始めた18歳の時から、ずっ〜とね。」

posted by たかママ at 21:59 | Comment(0) | 日記
2010年07月06日

六甲降ろし

 「お母さん、“六甲降ろし” 知らんの? 阪神タイガースの歌やん! 
  TVのプロ野球の時に甲子園球場で皆が歌っている歌や。」
 「ああ、あれが”六甲降ろし”なの。 その“六甲降ろし”がどうしたの?」
 「うちのクラスでは、給食の前に必ず全員で歌うことになっているの。私、
  阪神ファンじゃないし、歌いたくないの。」
 「別に歌いたくなかったら、歌わなくても良いんじゃないの?」
 「だって、歌わなかったら、給食、食べられないんだよ。この前、いややったし
  歌わなかったら、先生に歌いなさいって言われて、友達も何で歌わへんの?
  と言うし、いややわ。」
 「そう? それは、おかしいわねえ。」
 「でしょう? お母さんも変だと思うでしょう?」
 「ウン、思う。でも、他にも、歌いたくない人も居るんでしょう?」
 「いる、いる。U君も私と同じ、読売ジャイアンツの方が好きだから、阪神
  タイガースの歌は歌いたくないんやて。他にも広島カープが好きな子も
  いるし。」
 「先生に阪神ファンじゃないから、歌いたくないって言ったら?」
 「うん。でも、言えへん。皆、阪神が優勝するようにって応援してるんや。それに
  全員が阪神ファンやて、思ってはるみたいやし。」
 
posted by たかママ at 22:20 | Comment(0) | 日記
2010年07月04日

タイガースファン

 私達が京都へ移り住んで大分経つが、生活していて理解に苦しむ
ようなことに度々出くわす。
 中でも、関西に住んでいる人は全てが阪神タイガースのファンだと思われて
いることである。地元関西のプロ野球チームだから、無理からぬことだとは
思うのだが・・・。
 1985年、広島カープ、読売ジャイアンツ、タイガースが優勝争いは、白熱
していた。タイガースファンは21年ぶりに優勝を信じて熱くなっていた。タエの
クラスの男の子達もバースや岡田、掛布の活躍に胸躍らせていたに違いなかった。
それは、生徒だけではなかったのである。

 ある日、学校から帰ってきたタエが膨れっ面をして言った。

 「お母さん、何が悲しくて、私、毎日、“六甲降ろし”を 歌わなければ
  いけないの?」

私は、タエの言っている意味が理解できなかった。

 「“六甲降ろし”って何?」

 不覚にも、私はその時、”六甲降ろし“が阪神タイガースの応援歌だとは
知らなかったのである。

posted by たかママ at 22:07 | Comment(0) | 日記
2010年07月01日

便秘

 診察室へ戻ると、医師はタエにニコニコして言った。

 「どうや、いっぱい出たか? もう、痛くないやろ? 今度から、我慢したら
  アカンで。」

タエは恥ずかしそうに、うなずいた。
 
 「お母さん、もう心配要りませんよ。」
 「と言う事は、腹痛の原因は便秘だったんですか?」
 「そうなんですよ。子供さんの場合は学校なんかで便意を模様しても、
  つい我慢してしてしまうんですね。何回も繰り返しているうちに頑固な
  便秘になってしまうんです。これは、本当に痛いと思います。特に、
  女の子の場合に多いんですよ。お母さんも心当たりありますよね。特別に
  薬は出しませんので、しばらくは毎日便通があるかどうか、気をつけて
  あげて下さい。」
 
 何の事はない、タエの腹痛の原因は便秘だったのだ。大事に至らなくてホッと
するやら安心するやら、気が付くと3人とも昼食を取ってないのに気が付いた。

 「お母さん、お腹空いた。」

タエの一言に、Kと私は大爆笑した。

posted by たかママ at 22:41 | Comment(0) | 日記
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